巫女鈴(みこすず)

巫女鈴(巫女鈴)

さて、巫女の鈴と書いて『巫女鈴』ですが、そもそも『鈴』はいつからあるのでしょうか?

そしてどういった存在・意味なのか?

まず、人類がいつから鈴を用いているかは はっきりしないようで、

日本では縄文時代から土鈴(どれい)という形で存在しているようです。

縄文時代から今の鈴にあたるものがあったのですね。魔除、縁起物として受け継がれています。写真はお猿さん。かわいいですね。

そして、その存在、意味。

鈴は、その清々しい音色で参拝者を敬虔な気持ちにするとともに参拝者を祓い清め、神霊の発動を願うもの。

と考えられており、巫女が神楽舞を舞う際に用いる神楽鈴(巫女鈴)も、神社をお参りした時に鳴らす大きな鈴の音も同じ意味だといいます。

そして、縄文時代から続くと言われている「鈴」という存在は現代でも私たちの生活にもよく根付いているのがすごいですね。

例えば、私ごとで恐縮ですが、よく母が鍵に鈴をつけてました。

子供心ながらに、なぜこんなうるさい鈴の鍵を持たなくてはならないのか?

なので、持っているのが嫌でした。

しかし、音が鳴るから無くさない為という理由が大きかったかと思いますが、

魔除け、お守りとしての意味もあるのだと、今更になって考えてみると、しみじみと感じるものがあります。